


私たちは、自閉症の人をはじめとする障害者・高齢者などの地域生活支援システムの構築を進めます。

自閉症の人が自立し、地域での生活を実現していくためには「仕事」をする機会が創出されなければなりません。 豊かな「生活」の場と充実した「余暇」活動も欠くことのできない要素といえます。 いくら「仕事」があっても、それだけでは自閉症の人の自立にはつながりません。 「生活」の場が確保されても「仕事」がなければ真の地域生活は成り立ちません。 つまり「仕事」と「生活」と「余暇」の3つの要素がそろってはじめて自閉症の人の自立と生活の実現が期待できるのです。
横浜やまびこの里では「仕事」「生活」「余暇」それぞれの領域を大切に支援しています。
施設だけでなく、分場の運営を支援することで、より地域に近い形での「仕事」の場を提供しています。
また、ジョブコーチつき就労や実習等、就労支援にも力を入れながら、自閉症者の働く可能性を広げています。
より質の高い生活を実現するための支援プログラムを策定しています。 その核となるのが居住施設「東やまたレジデンス」です。 また、地域での積極的な生活を目指した「グループホーム」の運営や短期入所サービスなども行っています。
個別レクリエーションや小集団のクラブ形式により余暇サービスを提供しています。 また、市内自閉症者に対する「ガイドヘルプ事業」では、一人ひとりの地域での活動を支援しています。

川崎医療福祉大学
特任教授 佐々木 正美 氏
「横浜やまびこの里」は、いつもどこにいても私のひそかな慰めと誇りのような存在です。 多様な発達障害の人々とその家族の人達ばかりでなく、福祉、教育、保健、医療等の領域で働く職業者やボランティアの人達にとって、そのような存在になっていると思います。
私たち一般の人間との平和で幸福な共存的生活にさまざまな困難を抱えている広汎性発達障害や知的障害といわれる人々を含めて、 多様な発達障害の人達の学習、作業、就労、余暇活動等の日常生活に寄り添い支援する人々にとって、一つの見事なモデルです。 全国から大変な数の人々が見学や学習のために訪問されています。 そして新たな視野を開かれ慰めや希望を得て、また各地に帰っていかれます。 全国各地を勉強会等に招かれて旅をしてきて、私はもうどれほど多くの人々からそういう感想やメッセージを寄せられてきたか分かりません。
今後も、研鑽を重ねながら、謙虚に静かに、しかし逞しく、新たな希望に満ちた展望を切り開かれていかれることを、いつも願い祈っています。 弱い立場の人々への心遣いの水準がその社会の文化の水準です。

横浜市自閉症児・者親の会
会長 野尻 美夏 氏
1968年3月3日に神奈川県に住む自閉症児・者の家族が集まり、「神奈川県自閉症児親の会」が発足しました。そのときに中心となった4人のお父さんと佐々木正美医師がなければ、 今の横浜における自閉症児者の療育・支援体制はできなかったと思われます。 その後、1979年に「横浜市自閉症児親の会」(1981年「横浜市自閉症児・者親の会」に名称変更)として会員数約100名でスタートした組織も、今では600家族を超えるようになりました。
1979年といえば養護学校が義務教育となり、どんなに障害が重かろうが学校に行くことができるようになりました。 しかし、それだけでは自閉症児者の家族は生活をしていくうえでの困難さが解決したとはいえませんでした。
そこで、1982年6月、年長児童をもつ会員にアンケート調査を実施したところ 「緊急時に対応してくれる施設」「自閉症児者の療育および指導が可能な通所施設と入所施設」を要望する意見がきわめて多く寄せられました。
「横浜市自閉症児・者親の会」が発足して4年目の1983年、 親の会全体の運動として施設建設に取り組むことと会員全員が一定額を拠出することを決め、法人設立に動きだしました。
こうして設立されたのが「社会福祉法人横浜やまびこの里」です。 「横浜やまびこの里」が設立され、施設が動きだしてからは横浜は自閉症児者にとって暮らしやすいところという実績と評判で、全国から注目されてきました。 また、自閉症という障害が何であるかを伝え、いろいろな支援方法を全国に広めてきました。自閉症者に必要な仕事、住まい、余暇活動など生活全般をしっかり支え、 これからも私たち家族とともに横浜における自閉症者の施設という枠を超えて、 自閉症者をいかに支えていけるのかという本題を確認しながら、新しい角度で支援の充実を行なっていただきたいと思います。
「地域で暮らす」ことの大切さに大きな使命を与えられた法人として、さらなる発展を祈っています。


| 理事長 塩谷芳彦 | |
|---|---|
| 理事 太田佳孝 | 特命事項担当 |
| 理事 木下勝裕 | 社会福祉法人すみなす会 理事・事務局長 |
| 理事 佐々木正美 | 川崎医療福祉大学特任教授 |
| 理事 関水 実 | 「東やまた工房」「東やまたレジデンス」施設長 |
| 理事 東方直道 | 社会福祉法人横浜博萌会・特別養護老人ホーム「しらゆり園」園長 |
| 理事 野尻美夏 | 横浜市自閉症児・者親の会会長 |
| 理事 山本俊彦 | 「ポルト能見台」「まろんワークス」施設長 |
| 栗原行雄 | 株式会社松坂屋顧問 |
|---|---|
| 松田米生 | 社会福祉法人訪問の家 常務理事 |
| 臼井正樹 | 神奈川県立保健福祉大学教授 |
|---|---|
| 太田友希 | 「横浜市本牧和田地域ケアプラザ」所長 |
| 太田佳孝 | 特命事項担当 |
| 木下勝裕 | 社会福祉法人すみなす会 理事・事務局長 |
| 佐々木正美 | 川崎医療福祉大学特任教授 |
| 塩谷芳彦 | 法人理事長 |
| 宍倉 孝 | 横浜市自閉症児・者親の会・前会長 |
| 関水 実 | 「東やまた工房」「東やまたレジデンス」施設長 |
| 篁 一誠 | NPO法人PDDサポートセンター理事長 |
| 田村紀子 | 横浜市自閉症児・者親の会 |
| 東方直道 | 社会福祉法人横浜博萌会・特別養護老人ホーム「しらゆり園」園長 |
| 新妻正道 | 新妻クリニック院長 |
| 野尻美夏 | 横浜市自閉症児・者親の会会長 |
| 宮下重美 | 横浜市自閉症児・者親の会・元会長 |
| 宮田洋子 | 地域関係者 |
| 八島敏昭 | 横浜市心身障害児を守る会連盟代表幹事 |
| 山本俊彦 | 「ポルト能見台」「まろんワークス」施設長 |
| 藤森昇治 | 横浜やまびこの里・前理事長 |
|---|


| 管理部長 | 山本俊彦(兼務) |
|---|---|
| 事業第1部長 | 関水 実 |
| 事業第2部長 | 関水 実(兼務) |
| 事業第3部長 | 山本俊彦 |
| 事業第4部長 | 小林信篤 |

|
東やまた工房 東やまたレジデンス まろんワークス(YOUを含む) ケアホーム(6か所) アイテック ワークアシストやまびこ 横浜市発達障害者支援センター ヘルパーセンターやまびこ |
原田 淳 (「花みずき」施設長) 田村紀子(横浜自閉症児・者親の会) |
|---|---|
| ポルト能見台 ハウスヒルサイド |
田村紀子(横浜自閉症児・者親の会) 佐藤茂基(金沢地域活動ホーム「りんごの森」施設長) |
| 東山田地域ケアプラザ | 栗原武雄(保護司) 田村紀子(横浜市自閉症児・者親の会) |
| 本牧和田地域ケアプラザ | 原田 淳 (「花みずき」施設長) 石井博子(横浜市中区社会福祉協議会理事) |

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1983. 2 横浜市自閉症児・者親の会内に設立準備会を結成。
1983. 5 親の会総会で設立資金を全会員が拠出することを決定。
1988.12 「横浜やまびこの里」設立発起人会を開催。設立準備委員会を発足させる。
1989.11 「横浜やまびこの里」が法人認可される。
1990. 7 知的障害者通所更生施設「東やまた工房」開所。
1993. 4 障害者地域作業所「S.E.センター樽町」「地域センター港南ズート」の運営支援を開始。
1994. 4 障害者地域作業所「まろんワークス」の運営支援を開始。
1994. 4 グループホーム「ハウスBEE」の運営を開始。
1994.11 グループホーム「ハウスSEA」の運営を開始。
1995. 4 障害者地域作業所「YOU」「ワークアシスト仲町台」の運営支援を開始。
1995. 4 自閉症に関する広報啓発と相談支援を行う「仲町台発達障害センター」開設。
1995. 5 ふれあいショップ「すてっぷ」開店(都筑区役所内)。
1996. 5 知的障害者入所更生施設「東やまたレジデンス」、「東山田地域ケアプラザ」開所。
1998. 2 グループホーム「ハウスEEL」の運営を開始。
1998. 3 グループホーム「ハウスDOUX」の運営を開始。
1999. 7 高齢者在宅介護支援センターの受託。
2000. 3 グループホーム「ハウスF」の運営を開始。
2000. 4 介護保険による居宅介護支援事業、通所介護事業の開始。
2000. 6 グループホーム「ハウスG」の運営を開始。
2001. 6 「YOU」を東やまた工房の分場化。
2002. 4 「まろんワークス」を東やまた工房の分場化。
2002. 7 横浜市自閉症・発達障害支援センター「よこはま・自閉症支援室」受託開始。
2003. 4 「仲町台発達障害センター」を「仲町台センター」に名称変更。
2004. 1 「横浜市本牧和田地域ケアプラザ」開所。
2004. 4 知的障害者通所更生施設「ポルト能見台」開所。
2004. 4 自閉症に特化したガイドヘルパー派遣事業所「ヘルパーセンターやまびこ」開所。
2005. 7 「S.E.センター樽町」を「アイテック」に名称変更および移転。
2006. 4 地域ケアプラザに地域包括支援センターを開設。
2006. 9 ふれあいショップ「すてっぷ」の運営を終了。
2006.10 グループホーム(6ケ所)をケアホームに事業移行。
2007. 4 ポルト能見台を新事業体系に移行。
2007. 4 地域作業所(2ヵ所)を事業終了し、地域活動支援センターとして開設。
2007. 7 東やまた工房、東やまたレジデンス、まろんワークスを新事業体系に移行。
2008. 5 「よこはま・自閉症支援室」を「横浜市発達障害者支援センター」に名称変更および移転。
2009. 4 「ワークアシスト仲町台」を「ワークアシストやまびこ」に名称変更および移転。
2010. 4 ワークアシストやまびこを地域活動支援センターから就労移行支援事業所に事業移行。
2010. 9 ケアホーム「ハウスヒルサイド」の運営を開始。